計測ケーブル不要のデジタル無線通信
坂田電機の地中通信システムは配線無し、10年以上連続稼働、高精度を実現しております。
その高い信頼性と優れた機能は、数々の賞を受賞いたしました。
- 平成14年度 文部科学省 文部科学大臣賞 受賞
- 第33回 市村産業賞 功績賞 受賞
- '99東京発明展 日刊工業新聞賞 受賞
特 長
- 一般に水中に設置される機器のデータ回収は、有線通信もしくは、機器のそのものを回収して行っています。これは一般的な無線通信では減衰が著しく大きいためです。
- 弊社の地中無線通信システムは特殊な伝送手段を採用することにより、無線による海中でのデータ伝送を可能にしました。
- 本システムは、ケーブルが無いためケーブルの設置が不要で、ケーブルの断線・損傷のリスクを回避できます。
- 地中、水中(海中)、空中を問わず、無線通信を行うことができます。
- 通信距離は地中で70m、海中で40mを実現しました。
- 低周波帯数を使用しているため、特定通信資格を必要としません。
- 省電力システム(スリープ機構)であるため、電池寿命が長く、長期間の計測に対応します。
海底地盤計測システムの構成
センサ類のデータを収集し、地上へ送信します。センサは水圧式沈下計、層別沈下計に接続します。
必要な時に地中部にデータの送信を指令し、送られてきたデータを受信収集します。
海底沈下測定システム
海底面に設置するデータ送信器
・左/データ送信機
・右/受信アンテナ
システムの基本仕様
通信距離 |
40m(海中) |
伝送速度 |
75bps |
計測期間 |
約10年(目的に応じて設定可能) |
センサ |
目的に応じて複数接続可能(水圧計、沈下計など) |
外形寸法 |
地中部 |
データ送信器 |
φ318×540(H) |
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受信アンテナ |
φ216×143(H) |
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地上部 |
送受アンテナ |
φ292×486(H) |
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受信アンテナ |
φ620×60(H) |
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送受信制御器 |
300(W)×141(H)×235(D) |
計測例
火力発電所の建設に伴う海岸埋立による敷地造成工事において、施工管理を行うために海底地盤の沈下量を計測した例です。
-設置断面図 -
-測定データ -
実績
おかげさまで、全国で250基以上ご利用いただいています。
東京国際空港、関西国際空港、中部国際空港、岩国空港、ポートアイランドなど
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